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ハワイ火山国立公園・ハワイ島の溶岩

2018年3月訪問


ハワイといえばオアフ島のワイキキが人気ですが、個人的にはハワイ島の流れる溶岩が見たいので見に行ってきました。といっても旅行前によく調べておかなかったのが災いして目的のものは見られませんでした・・・。
というわけで後日訪れる人のために情報を残しておこうと思いますが、私が訪れた後に大きな噴火があったようなので状況が変わっているかもしれません。



ハワイ火山国立公園
(キラウエアビジターセンター・ジャガーミュージアム・チェーンオブクレーターズロード)

溶岩を見るならキラウエアビジターセンターが有名らしいので、コナのホテルからレンタカーで3時間半ほどかけて行ってみました。
ハワイ火山国立公園はキラウエアビジターセンターやジャガーミュージアムやホーレイシーアーチに至るチェーンオブクレーターズロードなどが含まれている大きな公園で、入場料は車一台あたり何人乗っていても25ドルで、7日間有効です。徒歩や自転車だと12ドルらしいですが自転車ならともかく徒歩で行く人がいるとは思えません。

位置関係がわかりにくいと思ったので地図を作ってみました。



ハワイ島の南東部です。地図の赤い線は私が通ったGPSの軌跡です。
ハワイ島ハワイ島といっていますが、ハワイではハワイ島のことを愛称のビッグアイランドと呼んだほうが通じやすい気がしました。確かにハワイ諸島のハワイ州でハワイ島といってもどの範囲を指すのかわかりにくいかもしれませんね。ちなみにほかの島にも愛称はついているようですがほとんど使われていない気がします




火山国立公園入り口近くにあるキラウエアビジターセンターです。



ビジターセンターの中には火山に関する展示が少しありますが英語なのでよく理解できませんでした。それよりもカウンターで現在の溶岩の様子を調べることのほうが重要です。これももちろん英語なのでよく理解できませんでしたが、何やら今は火山活動がそれほど活発ではなく、溶岩が海に流れ込む「オーシャンエントリー」はしばらく起こっておらず、内陸のほうまで何kmも歩いて行かないと流れる溶岩を見ることができないとか。



火山国立公園にさえ行けば流れる溶岩が見られるだろうと甘い考えが否定され嫌な予感しかしませんが、気を取り直してジャガーミュージアムに行ってみました。この建物にもちょっとした展示がありますが、それよりも注目すべきは目の前に広がるキラウエア火口です。



台地にぽっかり空いた火口から煙がもくもく立ち上っています。壮大な風景を見てちょっとテンションが回復。



流れる溶岩を見ることはできなくてもせっかくなのでチェーンオブクレーターズロードを下っていきます。途中にはいくつかパーキングがあり、このように荒涼とした風景の中を散策できます。



地面は溶岩の固まったものに覆われていました。ハワイ島全体がこんな感じですが、場所によって溶岩の新しさが違うので同じ溶岩の固まったものでも色や形が違うので面白いです。



洞窟もありました。入り口が植物に覆われていていい雰囲気です。



それほど長くない洞窟です。ハワイ島には洞窟が多いようで、道を走っていたら脇に洞窟があったりします。




チェーンオブクレーターロードの終点まで来ました。ここから先は一般車通行禁止になっています。



ここでホーレイシーアーチと呼ばれる岩を眺められるので多くの人が集まっています。



ホーレイシーアーチ。



さて、ここから先へ歩いていけば流れる溶岩にたどり着けるというわけですが・・・



溶岩までなんと往復16~19km!
当然行くのはあきらめました。



流れる溶岩のところまでいかないにしてもちょっと散策してみることにしましょう。
コンクリートの道路をしばらく歩いて行くと途中から周りの溶岩の色が変わり、草も生えていなくなります。どうやらここは1987年の噴火で飲み込まれたのだとか。道路も当然溶岩に飲み込まれたようですが今は砂利道として開通しているようです。



ここから先はひたすら溶岩台地です。ここから歩いて溶岩を見に行くぞという人は見当たりません。



道は遠くまで続いています。
それにしても溶岩台地を切り開いて道を作るなんてすごいですね。



帰りに再びジャガーミュージアムを訪れると昼間は見えなかった溶岩の光が見えて幻想的な光景が広がっていました。



見えますでしょうか。時々溶けた溶岩が波しぶきのようにはじけてちらっと見えるのです。たぶん火口では溶岩がたぷたぷになっているのでしょうね。



雲まで溶岩の色に染まっていてきれいです。





火山国立公園を満喫したところで、次の計画を立てましょう。流れる溶岩を見に行く計画です。
このモニターの情報によると流れる溶岩はチェーンオブクレーターズロードの先から歩いていくよりも反対側のカラパナから行ったほうが近いようです。
さらにネットの情報によるとカラパナからは自転車を借りて溶岩の近くまで行けるとの情報もありとても便利そうです。というわけで次の日・・・と言いたいところですが、今日は疲れたので次の日は休息日ということにして翌々日に行くことにしました。



カラパナから行く溶岩見学



翌々日、またレンタカーを飛ばしてカラパナに到着しました。なぜ空が暗いのかというと、満を持して明け方に来たから・・・ではなく、夕方だからです。夜のほうが溶岩の光がよく見えてきれいだというので夕方に到着して夜まで溶岩を見て帰ろうという作戦なのです。(これが大失敗の原因でした。)
ここは一番上の地図の駐車場と書いてある場所です。一般車はここから先に進めなくて連絡バスに乗り換える必要があるようです。



駐車場からこのようなバスで自転車を借りる場所へ向かいます。お金取られそうな気配がしましたが、駐車場も連絡バスも無料でした。



連絡バスを降りるとこのように貸自転車屋が何件も並んでいます。自転車は10ドルから借りられるようでそれを借りようとしたのですが、一緒に行った家族が、一人当たり往復10ドルで溶岩見学ルートの近くまで送迎してくれるサービスを発見してこっちのほうがいいというので、仕方なく車で送迎してもらうことになりました。



途中で見えたカラパナの町。この町は1990年に溶岩に飲み込まれたらしいですが、この土地に戻ってくる人が多いらしく年々家が増えているのだとか。また溶岩に飲み込まれるかもしれないのにこの場所に戻ってくるのはすごいですね。



こんなところで車を下ろされるのでここから先は歩いていくことになります。



車を降りてから歩くこと10分、またゲートがあり溶岩見学ルートの入り口に到着します。自転車ならここまで来れるので車の送迎でなく自転車でも楽さはそんなに変わらないかもしれません。



説明看板が立っていますが右下に注目。



「マシュマロや食品を溶岩で焼いてはいけない」
こんな注意書きがあるあたりさすがアメリカンって感じがします。それにしてもアメリカ人はマシュマロ役の好きですね。



溶岩台地の上に矢印が書いてあります。どうやらここから溶岩の上を歩いて行けというらしいです。ここから見る限り流れる溶岩が近くにある気配は全くありません。
なんとなく予想はしていましたが、自転車で近くまで行って、あとは少し歩くだけで流れる溶岩が見られるという予想は完全に裏切られました。




アメリカ人と思われる観光客も溶岩の上を歩いていきます。流れる溶岩が見えないのでどれくらい歩くことになるのか心配ですが、矢印が書いてあるのでそれに沿って歩いていけば大丈夫でしょう。と思っていたら・・・矢印は最初の100mくらいに書いてあるのみで、その後矢印が現れることはありませんでした。



360度溶岩台地が広がるのみです。
どうやら流れる溶岩のある場所は自力で探し出してたどり着かなくてはならないようです。ビジターセンターで見た図にも詳細な位置は載ってないし、そもそも溶岩の流れている場所は日によって変わるだろうしでどの方角へ向かえばいいのかわかりません。もうこの時点で失敗の予感が色濃くなってきます。やっぱり初心者はツアーに参加したほうがよいかもしれませんね。
とりあえずアメリカ人と思われる観光客が向かっていく方向へついていくことにしました。



溶岩台地にはこのような模様があったりしてみていて面白いのですが、1~2mくらい高低差がある場所があるのでちょっと先のルートを考えながら気を付けて歩かなければなりません。



溶岩台地を30分ほど歩いた時、アメリカ人と思われる観光客が遠くの山を指さしていたので見てみると、なんと溶岩が流れています。初めて生で見る流れる溶岩にちょっと感動。そして遠さに絶望。
目標物の方向が分かったのはいいのですがそれにしても遠いです。もしかしたら山に見える溶岩より手前にも溶岩が流れているかもしれないということを期待してさらに歩き続けます。



歩く初めて1時間、湯気のようなものが出ている場所があったので、ついに流れる溶岩か?と思いきや湯気が出ているだけでした。



割れ目から出る湯気。火山が生きている証拠ですね。ここから突然溶岩が噴出しそうでちょっと怖いです。



さらに30分ほど歩きましたが、流れる溶岩は一向に近づいてこない。そして日はどんどん暮れていきます。



ズームしてみると流れる溶岩の周りに人が集まっているように見えます。いいなー私もそこまで行きたいよ。
しかし私の予想だとあそこにたどり着くためにはさらに一時間以上かかる・・・ここまで来るのに一時間半ほどかかっているので、ここから溶岩まで行って車の送迎場所に戻ると3時間半、いや日が落ちて暗闇の中なのでもっとかかるかもしれない。送迎の車は電話したら来てくれるといっていたが、万が一遅れすぎて営業終了されてしまったら自分の車のところまで何kmも歩く羽目になるだろう・・・
ということで家族とも相談した結果、勇気の撤退を決定しました。まあ私が言う前に家族は帰ろう帰ろうと言っていましたが。



帰り道、雨まで降ってきました。撤退したのは正解だったでしょう。懐中電灯を持っていても暗闇の中の溶岩台地を歩いていくのはかなり大変でした。懐中電灯の電池が切れれば完全に真っ暗になって詰みです。あの先まで行っていたら懐中電灯の電池も持たなかったかもしれないのでぞっとします。
いつになったら元の場所につくのか、送迎車は来てくれるのか、懐中電灯の電池は持つのか・・・と不安なことが頭をよぎりますがただひたすら溶岩の上を歩いていきます。
驚いたことに我々が撤退する中、これから流れる溶岩の方向へ歩いていく外国人がいました。ヘッドランプを付けていて装備もしっかりしているようでしたがこんなに暗い中を進んでいくなんてすごすぎます。



暗闇の溶岩台地を恐怖と闘いながら歩くこと一時間半。何とか砂利道まで戻ってきました。そして送迎の車も電話して置いたら待っていてくれました。
駐車場への無料送迎バスも普通にあって、自分のレンタカーへ戻ることができました。ホテルへ戻ると平和そのもので、ついさっきまで真っ暗な中溶岩台地を歩いていたのが不思議なくらいです。


結局、流れる溶岩を見ることはできましたが、間近で見るという本来の目標はかなわずものすごく遠くからだけでした。観光大失敗です。
今回の失敗理由は何といっても夕方から見に行ったことです。昼間から行けば足が痛くなったとしても流れる溶岩までたどり着けたでしょうし昼間の溶岩も十分きれいなはずです。
さらに失敗したことといえるのはホテルをコナにとったことです。コナからカラパナまではハワイ島を半周することになるので往復7,8時間かかり運転するだけで疲れてしまいます。ヒロにホテルをとっていれば余裕をもって火山を見に行くことができたでしょう。
やっぱり旅行前にはよく下調べしておくことが重要ですね。
あとは火山が活発で、海まで溶岩が流れていれば自転車を降りてから少し歩くだけで溶岩を眺めることができたらしいのでそれは運が悪かったというしかありません。

我々がハワイ島を訪れて2か月後の5月には大きな噴火があったようで、火山国立公園やカラパナへ至る130号線が閉鎖されたりしたそうなのでこの噴火に巻き込まれなかったのはよかったのかもしれません。逆にオーシャンエントリーが起きているので、海から溶岩を眺めるツアーなどは人気のようですね。(ちなみに火山国立公園は9月に一部開園したようです。)

というわけで我々が行った時から状況は変わっていそうですが、ハワイ島へ溶岩を見に行く方にとってこの記事が役に立てば幸いです。



おまけ
オアフ島からハワイ島へ行くとき、いつものLCCのつもりで後ろのほうの席をとったらハワイアン航空はボーイング717を利用しているので隣がエンジンでした。ボーイング737やエアバスA320だと後ろのほうの席は座席指定料が安くて景色も見やすいのでよいのですが、これがボーイング717だとうるさいし景色も見ずらいのでお勧めしません。ちなみに一番後ろの席は窓はあるのにエンジンしか見えないという状況でした。


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