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DMZトレインとDMZツアー(都羅展望台・第三トンネル)

2017年9月訪問

北朝鮮という謎の国・・・気になりますよね。
行ってみたいけどツアーでしか行けないし、そのツアーは十数万円以上もする。しかし北朝鮮を見るだけならソウル発で3000円もあれば楽しめます。それがDMZトレインとそこで申し込むツアーです。

DMZとは非武装地帯のことで、韓国と北朝鮮の間に幅約4kmの帯として連なっており、DMZトレインの目的地都羅山(トラサン)駅はこのすぐそばにあります。
DMZトレインは都羅山駅へ行く唯一の列車のようで、龍山駅-ソウル駅-都羅山駅を結んでいます。



私がDMZトレインの予約をしようと思ったのは乗車の3日前だったのですが、朝ソウル駅の券売機で確認すると満席で非常にがっかりしました。
ところがその日の夜にもう一度確認して見ると、一人空席があったので無事にチケットを取ることができました。
・・・こんな大事な切符を3日前に予約なんて準備が悪すぎますね。切符はネットで事前予約も受け付けているようなので、賢明な皆様は早めに予約を取ることをお勧めします。

そして出発の日の朝、試しに券売機で確認してみると4人空席があることがわかりました。というわけで予約が取れなくても当日飛び込みでDMZトレインに乗れる可能性も十分あるようなので、予約が取れなくてがっかりした人も当日のチャンスに期待しましょう。



2017年9月現在ソウル駅からは月曜、火曜を除く週五日発車しているようです。
値段は片道8900ウォン。行きはソウル駅10時15分発、都羅山駅11時43分着、帰りは都羅山駅16時27分発ソウル駅17時47分着となっていますが、帰りは10分くらい早く着きました。
ソウルから一時間半で北朝鮮との国境近くまで行けるというわけですから、ソウルと北朝鮮との近さが実感できます。




ここがソウル駅です。
私はこの日の夜飛行機に乗るので荷物をすべて持ち歩いていまして、ツアーの途中で荷物検査されると面倒だと思って大きな荷物はソウル駅のロッカーに預けたのですが結局荷物検査はありませんでした。



時刻は9時半。改札がないのでホームに入ってみるとすでにDMZトレインが停まっていましたが、すぐに龍山駅に向かって出発してしまいました。



そして出発時間。戻ってきたDMZトレインに乗り込みます。座席は指定されていますが、それほど混雑しておらず実質自由席でした。
おそらくあと20人くらいは乗せられると思うのですが券売機で4人分しかチケットが売っていなかったのが謎です。

DMZトレインは3両編成ですが、私のような外国人旅行者は5人くらいで、乗客は韓国人の大人の団体20人くらいと小学生20人くらいで占められていました。

私は電車に乗ったら景色でも見ながら一休みしようと考えていたのですが、トルコ人に話しかけられ、結局ツアーの最中ずっと一緒にいる羽目になりました。なれない英語で話すのは疲れたけど、寂しい一人旅、たまにはこういうのもよいですかね。



電車には売店もあります。
インターネットで調べた事前情報では臨津江駅で降りた時にツアーの申し込みをするという話でしたが、今回は電車に乗っている間に係員が申込用紙を持ってきて、そこに記入してお金も払うという形でした。
値段は忘れましたが13000ウォンくらいだったと思います。そして首にかけるツアー参加証を受け取ります。



DMZトレインは都羅山駅の一つ手前の臨津江(イムジンガン)駅で停車。
ここでいったん降りてパスポートのチェックを受けます。



パスポートのチェックの様子。



臨津江駅の近くには臨津閣国民観光地という公園があるのでそこも観たかったのですが、今回は素通りです。



臨津江駅を出発すると戦争で破壊された橋と臨津閣国民観光地の展望台が見えます。



都羅山駅に到着しました。



都羅山駅ではゆっくりせず、ツアーのバスに乗り込みます。



今回のツアーでは、都羅山平和公園、レストラン、都羅展望台、第三トンネルと回ったので、地図にしてみました。
ちなみに赤い線は私が通ったルートの軌跡です。



まず最初に訪れたのは都羅山平和公園なるところ。
ツアーのガイドが案内をしていましたが、韓国語でしかしゃべっていないので何が何だかわかりませんでした。



きれいな公園ですがこれといってみるべきものもなくそれほど面白くもない公園でした。



公園には池があるのですが・・・



真ん中に浮いている鳥が動かないと思ったら偽物でした。



鹿も飼われていました。よくDMZ関係の案内冊子で鹿とか鳥の絵を見かけますが、非武装地帯は人が立ちいることが少ないので自然が豊かだからだそうです。



バスが走る道は周りが柵で囲まれていたりして物々しい感じがします。



次に到着したのはただのレストランです。



ここで食事をとる人は中へ。私とトルコ人は持ってきた食料があったので外で食べていました。トルコ人は旅費を節約しているようで、自国から持ってきた20円で買ったというクラッカーを食べていました。



レストランの隣にはお土産屋もあります。キーホルダーのような定番からDMZで栽培されたという農産物も売っています。



レストランの次に向かったのはこのツアーで最も楽しみだった都羅展望台。
なんとここから北朝鮮を眺めることができるのです。



皆さん早速北朝鮮を覗いています。それにしても望遠鏡の密度がすごい。



床に撮影禁止ラインが引いてありますが、ここには日本語が話せる係員がいて、ラインの先でも写真を撮っていいとのことでした。
奥の建物にはこの周辺の地形を再現した模型がおいてあったのですが建物内は撮影禁止でした。



それでは北朝鮮との軍事境界線の様子をどうぞ。真ん中に見える川を越えると北朝鮮だそうです。
軍事境界線というと恐ろしそうな名前ですが、実際に来てみると軍事衝突しているとは思えないほどのどかな風景で拍子抜けです。



北朝鮮の町のアップです。なかなか栄えているように見えますが、これらは見せかけのゴーストハウスだといううわさも。



右のほうを向くと、画面右には韓国の国旗掲揚塔、左には北朝鮮の国旗掲揚塔が見えます。
昔は同じ高さに国旗を立てていたのに北朝鮮が一方的にもっと高く国旗を掲げるようになったとか。



北朝鮮国旗の拡大図。掲げられている国旗を見て、確かにあそこに見える土地は北朝鮮なんだな、という実感がわいてきました。



左のほうを見ると道路を分断する二重の柵が見えました。




実は先ほどの展望台の滞在時間は20分しかなかったので大忙しでした。
次に到着したのは第三トンネルという北朝鮮が韓国側まで掘ったトンネルです。
ちなみにツアーの集合時間は韓国語でしか言ってくれないので、自分で聞きましょう。そうでないと取り残されるかもしれません。



トンネルの入り口です。ツアーの客は椅子に座って、何を言っているのかわからない韓国語の説明を聞いた後、荷物をロッカーに預けてトンネルに入りました。
撮影禁止だったので写真はありませんが、北朝鮮との境界線にかなり近いところまで歩いて行けます。



こちらはトンネルへ降りていくトロッコ乗り場です。

インターネットで調べた事前の情報だと、ツアー申し込み時にこのトロッコに乗るか乗らない乗らないか選べて、乗る場合はツアーの値段が上がるということでしたが、私が行ったときはツアーの値段も一つしかなかったし、トロッコには乗らずに自分で歩いて降りなければなりませんでした。
そういえばトンネルを歩いているときツアーのほかのメンバーを見なかったような気がしますが、下手にトルコ人についていくから歩いて降りる羽目になったのかもしれません。



第三トンネル入り口前の広場には南北統合をイメージした像がありました。



これでツアーは終わり都羅山駅に戻ってきました。
この時15時40分。帰りの電車に乗るまでの30分ほど自由になります。



立派な施設なのに閑散とした都羅山駅。まあツアー客しか来ないので仕方ありませんね。
でもお土産屋はあって、ツアーできた小学生たちでにぎわっていました。



今は使われていない平壌方面行の改札。



上の写真のピョンヤン方面の入り口とは別ですが、ガラスの向こうには手荷物検査場みたいなものがありました。
手前の看板は韓国語なので読めませんが、CD、USB、GPSがNOと書いてあります。おそらく北朝鮮の持ち込み禁止品でしょうか。ここから本当に北朝鮮に行けるようにするつもりがあるんだなという気がします。



北朝鮮方面の線路。線路は北朝鮮まで続いているらしいですが行くことができないのは悲しいですね。



帰りのDMZトレインが発車する時間になりました。
DMZツアーといってもそれほど物々しくなく参加できるので意外でした。
もっと北朝鮮に接近してみたければ、北朝鮮にちょっと入れるという板門店ツアーなんかに参加するのがいいのかもしれません。そしていつか北朝鮮へ安く行けるようになったらいいですね。




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